10.2.28&3.7 雨の週末。平湯温泉でラストパウダー悪あがき?2発
週末になると春を告げる長雨がやってくる。せっかくの豪快パウダーが消えてしまった。
それでもまだ僕はあきらめきれない。最後の悪あがきに雨でも出動するのだ。
2月28日のライン。上部は谷筋で重いパウダーをいただく
取り付きは急な尾根。木登りも少し
スキー場の端っこから金山岩の尾根へ
森林限界部ここまでで時間切れ
素敵な粉雪が待っている
快適な谷筋滑降
尾根末端はアンダーパスで
日曜日こそ早起きして山スキーだ。ところが、日曜の朝は雨だった。それでも午後から晴れると言う予報を信
じて栗ヶ谷方面に向かう。ところが小鳥ダムへのゲートはどの側も固く閉ざされていた。これは雨のせいだろう
か、それとも高速河合PAが出来た関係だろうか?
飛騨の秘境?栗ヶ谷山スキーに、この時期下道から入れないのは残念だ。せっかくの早起きが台無しになっ
たのも悲しい。
雨は中々降り止まなかったが、この雨は標高の高い所では多分雪だろう。一気に転進を決めて河合村から平
湯に向かった。
めげずに車を走らせて平湯に着いたのはもう9時近かった。既に営業を始めているスキー場は避け、神の湯
側から金山岩への尾根に取り付く。
急な尾根を辿ると、当たり前だが地図通りにスキー場最上部ゲレンデに出た。この頃から雪は止んで晴れ間
が見え始める。
さてしかし日曜は大事なアニバーサリーで、夕方からは嫁さんとお出かけの約束がある。引き返す時刻は午
後1時と決めた。
ちょうど午後1時に森林限界に着いた。もう直ぐ上が金山岩頂上だが、これより上は雪少なくアイゼン必要と
なりそうだ。絶対遅刻できない用事だったので、登頂はあきらめて滑降に移った。
滑降ラインは以前☆さんから教えていただいた谷筋コースを取る。予想通りの素敵なラインだった。重雪パウ
ダーを存分に楽しむ。
アップダウンの多い尾根をこなして、スキー場の端っこを目立たないように通り過ぎ、そのまま安房谷(わさび
谷下流)まで降りた。春のざくざく雪だったが、傾斜は強いので結構楽しめる。
末端は国道アンダーパスをくぐり、さらりと駐車地点まで戻った。
3月7日のライン。上部は密林でうろうろ
頂上からのシュートに入り込む
何も見えない頂上ですから、代わりに?自分を撮る
シュートの入り口を捜して少しうろうろ
雪崩れ注意のライン
途中で岩が出てスキーを脱いだ
下部まで結構楽しめる
鳥瞰図も作りました
平湯温泉からアカンダナ山往復シュート滑降
(日付)2010年3月7日(日)
(山域)平湯温泉近郊
(メンバー)篠崎
(天気)雪
(タイム)安房峠道路除雪終了点5:45→アカンダナ山頂上9:30→駐車地戻り10:45
(記録)
春を告げる長雨がまた週末にぶつかる。山の雪は減る一方で悲しい。この時期しか滑降できない山やルート
もあるからやはり残念だ。
しかしそれでも何処かには出動しよう。こういう時に僕には強い味方の平湯温泉エリアがある。ここなら天気
悪くて登れなくても直ぐに自宅に戻り別の用事も出来る。
と言う訳で早起きして車を走らせた。まだ薄暗い内に安房峠道路の斜面に取り付く。雪は降っているが雨でな
いし、それほど大雪という感じではない。アカンダナ山なら問題なく頂上に至れるだろう。
広い谷筋に入り、頂上から落ちる顕著なシュートを登りだす。次第に傾斜はきつくなるので右岸尾根筋に逃げ
た。これは失敗だった。大変な密林にはまる。しかも落とし穴ありだ。やはりアカンダナは北面に回り込んで登
るのが正解だと思う。
仕方ないので何回かスキーを脱いで3〜4級の木登りを経て頂上に至った。所々で滑落注意の場所もあり冷
や汗をかく。
頂上からはシュートをそのまま下るつもりだったが、さすがに最上部急斜面は雪崩も怖いし、上手くアプロー
チできなかったので少し巻いた。
途中からスキーヤーズレフトのシュートに入り込む。傾斜が一番強い所で岩が出た、ガリッとやってスキーを
また傷つける。仕方ないので岩が出てるところはスキーを脱ぎ、つぼ足で10mほど降りた。ここはまた粉雪の
時期に来たい所だが、そうなると今度は雪崩が怖いだろう。
そこから下は快適滑降がひたすら続き、途中ちょっとの国道クロスカントリーを経てあっという間に除雪終了
点まで戻っていた。この時期このコンディションでは上出来なラインだったと思う。昼には病院に帰れたのも嬉し
い。
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