09.1.24 妙高前山から滝沢尾根と関温泉三角
ブナの会Miura氏主催の戸隠パウダーキャンプに参加するため、この週末は長野の奥座敷戸隠まで遠征
山スキーを決めた。まずはパートナーの都合付かない土曜日に、単独でお手軽?スキー場利用コースを目指す。
クラシックな山スキールートだが、ダブルヘッダーはそれなりに楽しかった。

まずは午前中の赤線滝沢尾根、午後から青線三角ルートをゲットした


赤倉温泉スキー場トップの横には大きなブナの尾根あり


一登りでガスの妙高前山に着いた


滝沢尾根に入り込む。上部は疎林で楽しい


モダンなスキー場に戻りました


関温泉スキー場トップからの尾根。しっかりトレースあり


疎林の斜面で滑降が楽しみ


今日はここまで


谷底まで降りてから、関温泉スキー場に登り返した


関温泉三角コース。登り青線、下り赤線。赤点線でスキー場に戻った


  妙高前山滝沢尾根と関温泉三角
(日付)2009年1月24日
(山域)妙高山麓周辺
(メンバー)篠崎
(天気)ガス、小雪、時々晴れ
(タイム)赤倉温泉スキー場トップ9:15→妙高前山10:45→滝沢尾根滑降→赤倉温泉スキー場12:10→車で移動
→関温泉スキー場トップ13:30→標高1620m地点平坦地14:30→関温泉スキー場戻り15:55
(記録)
 この土日はブナの会三浦氏主催のパウダーキャンプに参加するため、戸隠まで遠征山スキーを楽しむ事に決めた。
エベレスト遠征前の冬山最終調整としても悪くは無いだろう。多くの山スキーヤーと話が出来るもの楽しみだ。

 というわけで土曜の朝早くに高山の自宅を出た。松本経由で高速を飛ばし、何とかまだリフトが動き出す前の赤倉温
泉スキー場に到着する。今日の天気はガスが晴れず今ひとつの雰囲気だ。
 ここは大物山スキーを狙うより、スキー場利用で確実にイージー?なパウダーを楽しんでおこう。そんな軟弱?な僕は
まず赤倉温泉スキー場から隣の滝沢尾根滑降を目指す事にする。リフトを乗り継ぎスキー場トップに出た。立ち入り禁
止の小さな看板の横をさくっと滑り、スキー場から伸びる顕著な尾根に取り付く。
 意外にも雪はカリカリで、ほとんどラッセルが無い。登りは楽で雪崩の危険も無いがこれじゃあパウダーを楽しめない
ぞ。
 
 ちとガッカリしながら、それでもガスの中の妙高前山まで登り上げた。途中からはスキーアイゼンも併用する。前山で
方向を慎重に見定めて滝沢尾根に滑り込んだ。
 カリカリ気味のパウダーだが、それでもそれなりに楽しい。しかしじきに今度は藪がうるさくなってきた。やはり今年は
雪不足だ。「妙高よお前もか」と少し悲しい気分になる。
 藪を少しでも避けながら高度を下げていく。時々方向を誤るがリカバリーに問題はない。尾根の突き当たりは傾斜が
急になり、下に幾つもの大きな堰堤が見えた。堰堤のあるところまで降りてしまうと、車の停めてあるスキー場に戻るの
が厄介になりそうだ。

 慎重に周囲を探ると尾根左側の沢から、スキー場に向かうと思われる登山道?が見えた。スキー場から聞こえてくる
微かな音楽を頼りに、沢を渡りその登山道に入り込む。案の定容易なトラバースで直ぐにスキー場中程のリフト下に出
た。まずはお手軽に午前中で一本ゲットという感じだ。

 続いて車を走らせ、関温泉スキー場に移動する。こちらスキー場の方が上部に白い斜面が多い。天気も良くなってい
るしスキー場上部の三角と言われている斜面も頂いちゃおう。小さなスキー場の小さなリフトを2本乗り継ぎスキー場ト
ップに出た。こちらにははっきりと上部に向かうトレースが残っていた。おそらく多くのスキーヤーが休日には三角斜面
に入りこむのだろう。

 夕暮れ近いのでそそくさと登る。標高1600mを越えたところで小さな平坦地に出た。ここから上はやや尾根が細くな
る。今日はここまでにしよう。
 藪が比較的少ない素敵な斜面を見つけ、一気に滑り降りる。途中からまた藪が煩いが、そのまま尾根の下まで気持
ちよく降りてしまった、右上には関温泉スキー場の電柱が見える。
 このまま妙高国民休暇村まで滑ると、戻るのが厄介そうなので、再びシールを付け関温泉スキー場まで登り返す事に
した。
 ところがこの登り返しがやや急で、途中でシールがはがれてえらく難儀する。ショックな事にこの登りで、最新ファン付
きゴーグルの大事な部品を落としてしまった。自分が落ちるよりはマシだが、慎重さに欠けていたかと反省する。

 再度スキー場を車の停めた所まで降りて、今日の2本目もまあお手軽に楽しんでしまった。後は関温泉で汗を流す
と、パウダーキャンプの宴会が行われる都立大山荘まで車を走らせる。反省点も多かったが、それはまず置いといて、
今は暖かい山小屋で会話とビールを楽しもうとしよう。