09.1.18 大滝山北北東尾根
前日の猿ヶ山単独ラッセルでは、6時間頑張ったあげく頂上には至らなかった。今度こそは頂上に至りたい。
今日日曜日は都合が上手く合致して強力メンバー3人が集まった。
ここは手堅く人気?の大滝山北北東尾根に狙いを定める。
ネット上では割と簡単に登られている様だが、実際の所はどうなのだろうか?

取り付き神社の裏手で、やや道を迷った


五箇山の雪は平湯の雪より随分と重たかった


下部は藪っぽい


上部では徐々に疎林となり、テンションも上がる


頂上はもう少し


最上部は広くてなだらか


頂上到着、風強く秘蔵の新品ゴーグル登場


前日に挑んで敗退した猿ヶ山が良く見えた


お楽しみの始まりだ


雪と戦う猪谷集落。無事到着。僕はちょっと足に来ました。


  大滝山北北東尾根
(日付)2009年1月18日(大晦日の水曜日)
(山域)五箇山周辺
(メンバー)星谷、操、篠崎
(天気)高曇り、上部は風
(タイム)くろば温泉駐車場集合5:30→猪谷集落6:15→林道交差8:30→大滝山頂上12:10→猪谷集落帰着13:
55
(記録)
 前日の猿ヶ山単独スキーでは6時間以上ラッセルして頂上には至らなかった。僕のパワーでは五箇山の重雪単独ラ
ッセルで標高差1000mを稼ぐのは至難の業だ。やはりこの時期はラッセルを交替して苦行を分かち合う仲間が欲し
い。
 その点この日曜日は、強い仲間と上手く都合が合致した。このメンバーが元気良く3人揃えばよほどの山でも頂上に
至るだろう。とはいえ五箇山の重雪は侮るとはまる。ここは確実な頂上ゲットを目論み、比較的記録の多い大滝山北北
東尾根を目指す事にした。過去の記録を見ても、パウダーお約束尾根に違いない。

 雪と戦う猪谷集落住民に少しでも迷惑をかけないように、五箇山くろば温泉集合とし車を乗り合わせてから取り付き
に向かった。面倒な手続きだが地域のお年寄り方に迷惑をかけないため、気をつけたい事だと思う。
 過去の記録に従い猪谷の神社から登りだす。ところが神社裏は急斜面過ぎる。良く地図を見ると本当の尾根は神社
から橋を一つ渡った尾根だ。これはすぐに気づいて問題なくリカバリーできた。
 後はひたすら尾根のラッセルが続く。とはいえ今日は賑やか部隊なので、様々な豊富な話題に盛り上がりながらのお
しゃべりラッセル大会となった。こういう所は単独修行ラッセルとは異なり大いに楽しいところだ。

 途中で一本林道を横切る。林道の先は急斜面だが問題なく上がれた。上部は徐々に疎林となり風も強くなった。重雪
ラッセルに大いに手こずりながらも正午に反射板の立つ頂上到着。「思ったより手ごたえあるぜ」と正直な感想を述べ
合った。
 景色は最高で白山北方の山が手に取る様に見えた。これらの山の殆どは僕にとって手付かずである。まだまだ山ス
キーの楽しみは尽きないなあと思う。そのためにもアンチエイジングの体力維持が重要だ。

 滑降はお約束パウダーだ。下部は藪がうるさく、やや分かりずらい地形もある。途中沢筋を下りすぎてトラバースして
いる時に右足を木に取られ転倒、宙吊りになりかけた。なんとか自力脱出できたが、10分近く雪の中をもがいて体力
消耗大いに反省する。テレマークはかかとブラブラなので木に引っかかると、脱出が大変だ。
 その後もどんどん下り、駐車地点にドンピシャ到着した。
 星谷さんのウェアはいつも新品同様汚れ一つ付いてないが、僕の洗ったばかりのウェアは今日一日で大分汚れてし
まった。こういうところから体力のみならずスキー技術の差は歴然だなあと改めて思う。